クルマを買う際は、本当に様々な角度から情報を比較するものです。
気になる色々なブランド同士、そして新車と中古車も。。。
新車と中古車はそもそも「クルマ」というモノ以外、
まったく別の扱いになるので、売る側としては
全く別のものと認識されます。
※登録されているか否かは、ものすごく大きな違い。
従って、新車には新車の、中古車には中古車のマーケティングが個別に存在します。
プレミアムブランドは、価格帯が高いものしかない、という偏見から
中古車においても、しばしば敬遠されがちな傾向があります。
しかし、そんな傾向を逆手に取ったオランダのメルセデス・ベンツの
素晴らしい事例がありました。
スプリンターという車で、日本人にはあまり馴染みのない車です。
これが、まったく認知されていなかった模様。。
まずは検討対象、想起集合に入ることを狙い、上のムービーのような
施策を打ちます。
キャンペーン概要
オランダは、個人でも中古車を販売することができます。
これを利用し、他のメーカーの中古車の販売を開始します。
一見何の変哲もない写真を良く見ると、隣にはメルセデス・ベンツ・スプリンターが
おいてあります。しかも、横面にその中古車よりお得である価格情報などを大きく訴求。
ホントに車を探している方なら、気付くはず。
しかも、、、興味を持った人が記されている電話番号に電話すると留守番電話が応答。
私のバンではなく、写真の背景に写っているメルセデス・ベンツのスプリンターについての問い合わせだと思いますが、それは私のバンではないのでベンツのディーラーかウェブサイトに行ってください。
しかも掲載主にメールを送ると、、、
このメールアカウントはもう使っていません。なぜならばあの忌々しいベンツの問い合わせばかり届くから。 それは私のバンではないのでベンツのディーラーに問い合わせるか下記のURLに行ってください。もう私をほっておいてください。。。
といった内容の自動返信が送られてきます。
これは実に素晴らしい。
ターゲティングも完璧な、実に素晴らしい施策である。
実際に、アクセスも普段の1,000倍に増加したとのこと。
車の価格は、成否を握る重要なキーファクターだと思いますが
一体いくらにしたのだろう。結構微妙な調整が必要そう。。
しかし、このキャンペーンは今の時代だからこそ成功したのかも知れません。
世界のSNS事情にあまり明るくないため、オランダでのSNS関連の浸透度合いは分かりませんが、
もし日本で実施したとしたら、TwitterやFbなどを中心に広がると思います。
※しかも、結構な数のネガティブコメントと共に。。。
日本人の場合、電話だけだったら、疑似1対1状態になるので、
電話を直接かけるのに、物怖じしそうな気がします。
こういった手の凝ったキャンペーンは大好きなのですが、
イマイチ難しくなりすぎる気がします。
コミュニケーションなんてシンプルなほうが使いやすいと思うので、
こういったネガティブアプローチよりも、
ストレートにドスンと訴求したほうが伝わる場合が多いでしょう。
しかし、これは素晴らしい。

