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エクスペリエンス・デザインとは

walkman.jpg

先日GWを利用して実家に帰った際、
父と酒を酌み交わしていました。
父は、某大手電機メーカーのマーケティングをしていたので、
マーケティングの関しての知見はかなりあるほうだと思います。

そんな父と、ふとエクスペリエンス・デザインの話になりました。

「SONYのウォークマンは、若者のライフスタイルを変えたんだ。」
「しかも、初代ウォークマンを開発したときは、既存の部品ばかりを使用し
このために新しく開発されたのは、開いたときにカセットが”カシャッ”て
出てくるための、小さいバネだけだったらしいぞ。」

とソースを忘れてしまった薀蓄を酒の勢いで話しました。
しかも爆発的にヒットし、今では普通の”音楽を出先で聞く”という
新しいエクスペリエンスを提供したという話までしました。

これぞエクスペリエンス・デザインだ、と思っています。

デザインに興味を持ち始めたころから、
この分野にはかなりの関心があり、プロダクトデザインには縁がないものの、
Webでのエクスペリエンス・デザインはかなり意識してデザインしていました。

マーケティング的なエクスペリエンス・デザイン

僕にとってエクスペリエンス・デザインは、
ただモノをデザインするという事より、
もっと広い概念的なアプローチのことだと思っています。
つまり、このデザインされた対象を買う、使うことによって、
どのような体験ができるか、ということです。

購入後自宅でパッケージを開けた時、どんな印象を持つか。
ワクワクしながら初めて電源を入れた時、どんな挙動があるか。
使ってみて、どんな使い心地なのか。
説明書を読まなくてもよいか。
使うと、何が変わるか。

をデザインすること。
そしてさらに、マーケティング的な視点も入れると、

これらの体験がそのブランドにフィードバックされ、顧客がロイヤル化される。

ここまでがエクスペリエンス・デザインなのではないかと思います。

言わずもがなですが、
このように書くと、如何にアップル製品が優れているか
ということが分かります。一度使ったことがある方なら絶対分かるはず。

パッケージを開けた時のあの無駄のないシンプルな包装。
ワクワクして初めて電源を入れた時のMacのオープニングムービー。
持ち歩くことに快感を覚えるあのデザイン。
説明書がいらないあのインタフェース。
ライフスタイルが変わった瞬間を体験できました。
アップル製品は、初めて使ってから、もうずっと使い続けています。


話は戻りますが、
上記のウォークマンが流行った話をしたら、
「バカやろう!!!あれを売ったのは現場の俺たちだ。」
と親父に怒られました。

ウォークマンは、発売当初、社内では相当評価が低かったようです。
ただ、トップダウンで最も予算をかけて広告をうち、
最も目立つ場所に陳列するように、そして最も売れ、
とお達しがあったようです。

そして結果を出した。
ウォークマンがなければ、iPodはなかった。
とまで言われています。

やはり関わる方達全員の協力で、
ものは売られていくのだな、と改めて痛感させられました。。。




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