韓国のスーパーマーケット大手「Tesco Homeplus」が店舗数を増やすことなく、
売り上げで業界No.1になるためには何をすればよいか?
という命題に対しての施策事例です。
韓国は世界で2番目に労働時間が長い国なんだそうです。
韓国のハードワーカーのために、日用品の買い物というタスクで
貴重な休日をつぶさないように、時間を効率的に、有効に使ってもらうよう
考えられた施策ですが、この解決方法が素晴らしい。

地下鉄のホームに、ヴァーチャルストアを作ることにしたのです。
毎日の電車の待ち時間中に、オンラインで買い物できてしまうように・・・
ホームの壁には、実際の店舗と同様に商品を並べた写真を貼り
商品のひとつひとつにQRコードを貼付。

携帯で読み取ると、自動的にオンラインのカートに入るようにしたのです。
しかも配送も直ちに行われるようにしたそうです。
結果として、実際の店舗に訪れなくとも、
Tesco Homeplusとの接触回数が増加し、
3か月間のキャンペーン期間中で
スマフォ経由で10,287人がオンラインストアに来訪し、
そのうち新規顧客が76%、そして売り上げも130%に増加したそうです。
そして、「Tesco Homeplus」は売り上げでNo.1になったそうな。。
このプロモーション、カンヌでメディア部門のグランプリを獲得しました。
メディアミックスというか、クロスメディアというか、
これはメディアの使い方が非常に参考になるキャンペーンです。
実店舗→バーチャル店舗を駅のホームに設置→更にオンラインストアを設置
という三段活用。
実際にそこにはない店舗を”そこ”に作り、
購買意欲を直接刺激し、冷める間もなく、購入へ誘導。
発想の転換という、素晴らしい考え方です。
しかも、この駅のホームのバーチャル店舗広告は
かなり横長の広告スペースにしか置けないものです。
商品点数の多さを訴求することにもなります。
一つの手段で、複数の課題を解決するソリューションです。
via Ads Of The World

